練馬区大泉学園ゆめーてる商店街

窪田屋酒店

舌先三寸と起爆剤

aiz rice


先日の「Japaaan」さんの記事で面白いものがあったので紹介がてら

会津(若松)で厳選されたお米、その名も“AiZ'S RiCE”(アイズ・ライス) が販売となりました


何が特別かというと、『會津農法』と呼ばれる指南書に書かれている農法に基づいて作られた米(コシヒカリ)を集めた、という点

大企業の掲げるCSRの一つとしてよく取り上げられる“サステイナビリティ” ですが、これを17世紀頃(貞享元年)にはすでに考えられていたのはすごいことですね

簡単に言うとこのアイズ・ライスは、清酒の酒粕を肥料として使うことで地力を高めて実り豊かな米を育てるというもの


一応原典を追ってみた(とは言えパラパラめくっただけですので検証不足)のですが、
『會津農書(上・中・下)』 を参照しました

それっぽい箇所は
≪上巻≫ の第四十 田養(肥料) のページと
≪中巻≫ の第三十六 畑養(畑作物肥料)のページ

田養のpp.36 には“西ェ麻糟~” との記述があり、「西ェ」が何を指してるか分かりませんが、「麻糟」は「麻の実のしぼりカス」のことを指していると思われます
また次の行には“焼酎糟~” との記述があり、これはおそらく「焼酎の蒸留粕」を示しているのではなかろうか、と思います

ただしあとは粕(糟)に関係する記述は見当たらず、清酒酒粕についての言及はありませんでした

続いて≪中巻≫ですが、
畑養 pp.107にはまたもや「焼酎糟」についての記述です
いわく “焼酎の糟は細かに摧き 菜(旧字体)、大根へかけてよし、田に入れてもよし” とのこと

蒸溜粕をこまかく砕いて野菜それ自体にふりかけるか、土の肥料(土壌)として活用してもいいといった意味でしょうか

何れにせよ、ここでも「清酒の酒粕」への言及はありませんでした

今度直接尋ねてみようと思いますが、清酒と焼酎の粕では性質が違うので、誤謬であれば正して頂きたいと思います



で、窪田屋は以前まで福島県産のお米を自社で精米して販売しておりました
皆さんには大変好評でしたが、ある日を境に販売を休止致しました

風評被害は未だ根強いです

保育園へのお米の配達も今までは福島県産でしたが、一部の反対にあい今は青森県・茨城県・群馬県などに切り替えました

福島県産は全量検査済ですが、現実は厳しいです
一方で福島の酒は売れていますし、某大手チェーン店の米は福島県のものですが、皆さん平気で食べております
食用米はだめでも加工米として例えば家畜のエサにしてその家畜を食べることに拒絶反応を示さない
「食べて応援」と「わが子には“安全の為”に食べさせない」とのせめぎ合い

今後個人的に調べようと思っているのは、戦後の広島産のコメの推移と酒の課税移出の変移です

いかにして広島の米は立ち直ったのか、とか可能な限り調べます


それにしても今回のこの會津産コシヒカリ一つの起爆剤として、かつての米どころとして復活してくれることを願っております

ちょっとおセンチな内容になりましたが、今日はハロウィーンなんで楽しみましょ
窪田屋にはお菓子のご用意はありませんが、おだふじへ寄る道すがらにでもどうぞお立ち寄りを~



いつもご愛顧いただきありがとうございます


ばいびっ


Koki
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